なつめやし (棗椰子)

学名  Phoenix dactylifera
日本名  ナツメヤシ
科名(日本名)  ヤシ科
  日本語別名  センショウボク(戦捷木)
漢名  椰棗(ヤソウ,yézăo)
科名(漢名)  棕櫚(シュロ,zōnglǘ)科
  漢語別名  海棗(カイソウ, hăizăo)、刺葵(シキ,cìkuí)
英名  Date palm
2009/07/11 京都府立植物園

 ナツメヤシ属 Phoenix(刺葵屬)には、カナリア諸島・アフリカ・インド・東南アジアに約15-17種がある。
   カナリーヤシ P. canariensis(檳榔竹)
   ナツメヤシ
P. dactylifera(刺葵 cìkuí; E.Date palm)栽培種、原産地不明
   P. loureiroi(P.hanceana;刺葵・糠榔・小針葵)
   P. paludosa
インドシナ・マレー・スマトラ産
   シンノウヤシ
(親王椰子) P. roebelenii(江邊刺葵・軟葉刺葵;
         E.Pygmy date palm)
雲南・ラオス産
   サトウナツメヤシ(林刺葵) P. sylvestris 
インド産
   P. theophrasti 
クレタ島・小アジア南部産、ナツメヤシの原種か 
 ヤシ科 Arecaceae(Palmae;棕櫚科)については、ヤシ科を見よ。
 属名は、ギリシア語 phoinix に起源。
 Phoenix は、エジプト神話に出る不死鳥フェニックス、不滅・復活の象徴。ナツメヤシは西アジアにおいて生命の木であることから、この名で呼ぶ。
 種小名・英名は、ギリシア語 daktulos(指)に由来し、果実の形から。
 和名・漢名は、その実がナツメに似て、かつナツメのように食用にすることから。
 戦捷木というのは、葉を束ねて戦勝の祝賀に用いることから。
 原産地不明。ペルシア湾沿岸地方原産というが、サハラ砂漠のオアシスにも自生。
 広く西アジア・北アフリカ・新大陸などで栽培する作物。
 果実を生食し、乾果はゼリー・ジャムの素材にする。樹液はヤシ酒の原料。
 また、葉の繊維を用いる。

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